生物と無生物のあいだ

February 9, 2009


生きているとはどういうことか—謎を解くカギはジグソーパズルにある!?分子生物学がたどりついた地平を平易に明かし、目に映る景色をガラリと変える。


生命とは何か、という問いを中心に、科学者たちの研究にかける情熱と、そこで生まれたドラマを語っています。誰よりも先に真実に到達する、そのためだけに全力を尽くす姿に熱い物を感じました。遺伝子がDNAだと突き止めたネズミことオズワルド・セオドア・エイブリー、DNAの二重螺旋構造解明にまつわる人々、生物の分子は絶えず入れ替わる事を証明し生命の本質は「動的な平衡状態」であるとしたルドルフ・シェーンハイマー。最後は著者自身の研究にも触れ、現在も知識の地平を押し広げる事業が継続している事を教えてくれます。

理系に縁のない僕から見ると、冷静で理論的というイメージの科学者ですが、研究の中で生まれるドラマにスポットを当てる事で、熱い情熱や葛藤が見えてきて、大変面白かったです。

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