The Book—jojo’s bizarre adventure 4th another day




『ジョジョ』シリーズ第4部・杜王町を舞台に起こったもうひとつの事件。構想・執筆2000日以上、鬼才・乙一が渾身のノベライズ!!



「第何部が一番好きか?」
JoJo好き同士の会話で、必ず交わされる質問だと思う。
僕はずるいけど、1部と4部と答える。


好きな漫画だけに、期待と不安が半々だったけど、予想以上の内容でとても満足した。

まず、原作の世界観・人物をしっかり捉えていたのがよかった。そのキャラクターが、言いそうな事、やりそうな行動をとっていて、原作とのぶれが無かった。ただ、そこを強調する為に、逆に不自然に原作要素が登場する部分もあり、少し違和感を持った。

オリジナルキャラクターである主人公の復讐がストーリーの中心なのだが、
その理由となる事件が、胸が詰まるような内容で、原作の主人公たちと対峙するシーンでは、寧ろ主人公の復讐が成就して欲しいと感情移入していた。

原作を知らない人が読んで面白いかどうか分からないが、
単なるキャラクターもの以上の内容だった。


単行本: 388ページ
出版社: 集英社 (2007/11/26)
ISBN-10: 4087804763
ISBN-13: 978-4087804768
発売日: 2007/11/26
商品の寸法: 19.4 x 14 x 3.4 cm

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