銀河不動産の超越



銀河不動産の超越

気力というものを、私は認識できない。危険を避け、頑張らなくても生きてこられる最適の道を吟味するのが私の人生だったのだ—すべてにおいてエネルギィが足りない青年・高橋が就職した銀河不動産。そこを訪れるのは、奇妙な要望を持ったお客ばかり。彼らに家を紹介するうちに、彼自身が不思議な家に住むことになり…。


タイトルから「銀河ヒッチハイクガイド」のようなSFコメディを想像して手に取ってみたが、全く違う内容だった。まぁ、ちょっとシュールな世界に巻き込まれていくところは似ているのかな・・。

その「ちょっとシュールな世界」が、あまり特別にも魅力的にも見えなかったため、その後に起こる出来事が、空回りして説得力が感じられなかった。自分の言ったギャグで笑ってるおじさんのような雰囲気。




著者: 森 博嗣
単行本: 252ページ
出版社: 講談社 (2009/9/8)
発売日: 2009/9/8

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