4月〜6月に読んだ本



またしても、あまり冊数を稼げなかった。。けど、良著と出会えてよかったです。



複雑系のシミュレーション―Swarmによるマルチエージェント・システム
伊庭 斉志 / コロナ社 / 単行本
前半は、Boidやセルオートマトン、機能を創発する仮想進化などの概要を説明し、後半でSwarmというフレームワークでの実装を紹介している。複雑系を経済や生物の社会システムと結びつけて説明する本は色々読んだけど、この本はそれらをプログラムでどう表現するかについて具体的に書かれていてよかった。

幸せ最高ありがとうマジで! 本谷 有希子 / 講談社 / 単行本
舞台の脚本を書籍化したもの。相変わらず感情のカオス。けどいま一つだったのは、舞台らし過ぎたせいかな。

33歳からの勉強のルール (アスカビジネス) 水谷 弘隆 / 明日香出版社 / 単行本
こういうビジネス本を読んでるのはちょっと恥ずかしいと思いつつ。ぬくぬくしたサラリーマン向け。

BRUTUS特別編集 合本・真似のできない仕事術 (マガジンハウスムック) マガジンハウス / マガジンハウス / 単行本
いろいろな組織の・個人の仕事の仕方を紹介している。
組織はリーダーの考え方によっていくつかのタイプに分けられそう。厳格なルールで方向性を纏めるタイプ(安藤忠雄・佐藤可士和)と、個性の総体で行く先を決めるタイプ(スタジオジブリ・糸井重里)。いろいろなアプローチがあって面白い。

どこから行っても遠い町 川上 弘美 / 新潮社 / 単行本
梅雨の様なしっとりとした雰囲気。最初はうっとおしくて不愉快な感じだったけど、読みすすめていくと不思議と居心地がよくなってきた。雨の日に読むのがお勧め。

プログラマの数学 結城 浩 / ソフトバンククリエイティブ / 単行本
数学の基本的な概念をプログラムと結びつけて説明している。
明日すぐに役立つというわけではないけど、数学の素養の無くプログラムしている自分にとっては、とっかかりとしてよかった。論理とか、再帰とか、高校の時は聞き流してた内容も今読むと興味をもてる。
つまづきそうな読者をフォローする気配りが随所にあり、そこにとても好感を持った。

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