pebble SDKのインストールとサンプル

スマートウォッチ「pebble」には、簡単にアプリ開発ができる環境が用意されています。今回はSDKのインストール、hello worldのビルド、サンプルアプリの実行までを試してみました。

市販のアプリを使ってみた感想などはこちら > http://hrhrblog.blogspot.jp/2014/01/pebble.html






開発環境
PC : Mac OSX 10.9.3
Phone : SO-04D Android 4.1.2
pebble : Firmware v2.1



開発者向けの情報
デベロッパーサイト(https://developer.getpebble.com/)へ行き、[INSTALL PEBBLE SDK]のページを開きます。



開発環境の準備は、3つのステップがあります。
1. Install the SDK
2. Get the Pebble mobile app/firmware
3. Hello, world


1. Install the SDK
SDKのダウンロードとインストールは、コマンドラインから行います。
Applications/Utilities/Terminal.appを立ち上げ、次の行のコマンドを入力します。

curl -sSL https://developer.getpebble.com/install.sh | sh && source ~/.bash_profile



SDKのダウンロードが始まります。僕の環境では、Downloading SDK と表示されてから、5分くらい待たされましたが、結局問題なくインストールが完了しました。
Install of PebbleSDK-2.1.1 into /Users/MakotoHirahara/pebble-dev was successful!



2. Get the Pebble mobile app/firmware
スマートフォン用のPebbleアプリをダウンロードします。
iPhone App
Android App





3. Hello, world
新しいプロジェクトを作りたいフォルダにターミナルで移動します。(例えばデスクトップ)
cd /Users/USER_NAME/Desktop

hello_worldという名前の新しいプロジェクを作ります。実行するとデスクトップに「hello_world」というフォルダができたと思います。
pebble new-project hello_world

今作った「hello_world」フォルダに移動します。
cd hello_world




ビルドして実行ファイルを作ります。たくさん文章が流れますが、最後に「'build' finished successfully」と表示されれば成功です。
pebble build




ビルドした実行ファイルをスマートフォンを経由してpebbleへインストールします。

スマートフォンのpebble Appの SETTINGS > Developer Options > Enable Developer Connection をオンにします。




スマートフォンと開発しているPCが同じWifiに繋がっている状態で、スマートフォンのIPアドレスを確認します。
iPhone IPアドレス確認
Android(アンドロイド)IPアドレスの確認


再びターミナルに戻り、以下のコマンドを入力します。IPアドレスの部分は、先ほど調べたスマートフォンの値を入れます。
pebble install --phone 192.168.0.123

実行ファイルがpebbleにインストールされました。




サンプルプロジェクト
ユーザーのホームフォルダにSDKがインストールされています。その中にサンプルプロジェクタが入っています。
/Users/USER_NAME/pebble-dev/PebbleSDK-2.1.1/Examples/watchapps


実行するには、先ほどと同じようにプロジェクトのフォルダに移動して、ビルド、インストールです。
pebble build
pebble install --phone 192.168.0.123


feature_timer_animation


feature_accel_discs


feature_persist_counter




まとめ
かなり簡単に開発環境が整って、サンプルを実行できました。これから、具体的な機能を調べながら、オリジナルのアプリを作りたいと思います。