Node-RED でサーボモーターとカメラモジュールを制御して、リモートカメラを作りました。書籍のチュートリアルの通りに作ったので、特別なことはしていなくて、自分用メモです。
制作動機
Node-REDの新しい書籍を購入したので、そこで紹介されている作例を作ってみました。著者の後閑哲也さんといえば、電子工作初心者の頃にPICというマイコンを勉強するために参考書を熟読させていただきました。舞台はクラウドに変わりましたが、書籍の内容は変わらず分かりやすく読みやすかったです。おすすめ。
電子工作のための Node-RED 活用ガイドブック
材料
- ラズパイ4
- ラズパイカメラモジュール
- サーボモーター(SG90)2個
- カメラマウンタ
セットアップ
ラズパイに最新のOSをインストールし、リモートデスクトップ用アプリを入れます。(P20-P38)
ラズパイのRecommended Softwareから、Node-REDをメニューに登録します。(P46)
Node-REDのフロー
フローはこれだけです。ダッシュボードの機能で上下と左右のスライダを作り、サーボの出力のPWMに割り当てています。
「内部アクセス版」というノードは、カメラの映像をストリームするアプリ「mjpg-streamer」からの出力をダッシュボードに表示しています。
サーボモーターの回路
回路も単純です。
サーボのVCC(赤)をラズパイのPIN2,4
サーボのGND(茶色)をラズパイのPIN6,14
サーボの信号(黃)をラズパイのPIN13(横), 12(縦)
に接続します。
カメラマウンタの組み立て
サーボモーターをカメラマウンタに取り付けます。
このカメラマウンタが曲者で、SG90に付属のホーンがそのままではハマりません。ニッパーで切ったり、ヤスリで削るなどして、加工する必要があります。
マウンタの組み立て方はこちらのブログが大変参考になりました。
自分は上記の方法でサーボを取り付けたあと、カメラをネジで固定するためのパーツを3Dプリンタで作りました。でも、設計ミスってコネクタが干渉してしまった。。
完成
Node-REDのダッシュボードにアクセスしたら、カメラの映像が表示され、スライダで向きを変えることができました。
書籍では、グローバルからアクセスできるようにしていましたが、今回はローカルのみにしました。
Node-REDはほとんど初めて触りましたが、簡単にできてしまいました。電子工作とWEBサービスを連結した物を手軽に作ることができそうです。
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