The Book—jojo’s bizarre adventure 4th another day

The Book—jojo’s bizarre adventure 4th another day

February 12, 2009



『ジョジョ』シリーズ第4部・杜王町を舞台に起こったもうひとつの事件。構想・執筆2000日以上、鬼才・乙一が渾身のノベライズ!!



「第何部が一番好きか?」
JoJo好き同士の会話で、必ず交わされる質問だと思う。
僕はずるいけど、1部と4部と答える。


好きな漫画だけに、期待と不安が半々だったけど、予想以上の内容でとても満足した。

まず、原作の世界観・人物をしっかり捉えていたのがよかった。そのキャラクターが、言いそうな事、やりそうな行動をとっていて、原作とのぶれが無かった。ただ、そこを強調する為に、逆に不自然に原作要素が登場する部分もあり、少し違和感を持った。

オリジナルキャラクターである主人公の復讐がストーリーの中心なのだが、
その理由となる事件が、胸が詰まるような内容で、原作の主人公たちと対峙するシーンでは、寧ろ主人公の復讐が成就して欲しいと感情移入していた。

原作を知らない人が読んで面白いかどうか分からないが、
単なるキャラクターもの以上の内容だった。


単行本: 388ページ
出版社: 集英社 (2007/11/26)
ISBN-10: 4087804763
ISBN-13: 978-4087804768
発売日: 2007/11/26
商品の寸法: 19.4 x 14 x 3.4 cm
生物と無生物のあいだ

生物と無生物のあいだ

February 9, 2009


生きているとはどういうことか—謎を解くカギはジグソーパズルにある!?分子生物学がたどりついた地平を平易に明かし、目に映る景色をガラリと変える。


生命とは何か、という問いを中心に、科学者たちの研究にかける情熱と、そこで生まれたドラマを語っています。誰よりも先に真実に到達する、そのためだけに全力を尽くす姿に熱い物を感じました。遺伝子がDNAだと突き止めたネズミことオズワルド・セオドア・エイブリー、DNAの二重螺旋構造解明にまつわる人々、生物の分子は絶えず入れ替わる事を証明し生命の本質は「動的な平衡状態」であるとしたルドルフ・シェーンハイマー。最後は著者自身の研究にも触れ、現在も知識の地平を押し広げる事業が継続している事を教えてくれます。

理系に縁のない僕から見ると、冷静で理論的というイメージの科学者ですが、研究の中で生まれるドラマにスポットを当てる事で、熱い情熱や葛藤が見えてきて、大変面白かったです。
びっくり館の殺人

びっくり館の殺人




とある古書店で、たまたま手に取った1冊の推理小説。読みすすめるうち、謎の建築家・中村青司の名前が目に飛び込む。その瞬間、三知也の心に呼び起こされる遠い日の思い出……。三知也が小学校6年生のとき、近所に「びっくり館」と呼ばれる屋敷があった。いろいろなあやしいうわさがささやかれるその屋敷には、白髪の老主人と内気な少年トシオ、それからちょっと風変わりな人形リリカがいた。クリスマスの夜、「びっくり館」に招待された三知也たちは、< リリカの部屋>で発生した奇怪な密室殺人の第一発見者に! あれから10年以上がすぎた今もなお、事件の犯人はつかまっていないというのだが……!?



「十角館の殺人」から始まる館シリーズの最新作。

高校の頃、本格推理物を初めて読んだのが、十角館でした。それをきっかけに館シリーズはもちろん他の作家の物もいろいろ読むようになり、徐々に小説好きになっていきました。

それから10年以上が経ち、最近は小説よりも科学本やドキュメンタリーを読む事が多くなりましたが、「館シリーズ」というフレーズを目にした時、ワクワクする懐かしい感じを思い出しました。


内容は結構コンパクト。ミステリの雰囲気は残しつつ、どんどん読み進められる感じでした。解決編の前まで、落ちが気になって一気に読んでしまいました。


単行本: 356ページ
出版社: 講談社 (2006/03)
ISBN-10: 4062705796
ISBN-13: 978-4062705790
発売日: 2006/03
商品の寸法: 18.8 x 14 x 3 cm