1月〜3月に読んだ本



年始に年間50冊という目標を掲げておきながら、あまりの低空飛行のため記事を書く事もはばかられていましたが、4半期という区切りなのでこれまでに読んだ本を紹介します。読書傾向に一貫性が無い気がします。


デザインの骨格 山中俊治 / 日経BP社 / 単行本
プロダクトデザイナー山中俊治さんのブログをまとめた本。
一本ずつが短くよくまとまっているので次々読んでしまいました。スタイリングではなく、本質からものを作る山中さんの考えが、具体的な事例から理解できます。
印象に残ったのは「図面なんかいらない」「ビヨン&しっとり」。


フェルマーの最終定理 サイモン シン / 新潮社 / 文庫
長々とかかったけど、ようやく読み終えた。中盤少しだれたけど、証明の核心に迫る後半は引き込まれた。最初の論文に不備が見つかってから解決の瞬間を迎えるまで、ワイルズの心境を察すると胸がつまる思いだ。


江利子と絶対〈本谷有希子文学大全集〉 本谷 有希子 / 講談社 / 文庫



坊っちゃん 夏目 漱石 / 新潮社 / 文庫
主人公の性格が気持ちいい。


四畳半王国見聞録 森見 登美彦 / 新潮社 / 単行本
いつにも増して不毛な情熱が渦巻く四畳半世界。一冊読み終わっても、ほとんど何も起きていない。ちょっとした脱力感。不思議な読後感。


まさかジープで来るとは せきしろ,又吉 直樹 / 幻冬舎 / 単行本
予備知識無くタイトルだけ気になって購入。ナンセンスな不定型詩。どういうふうに読んだらいいか少し困った。

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