夜は短し歩けよ乙女



夜は短し歩けよ乙女


「黒髪の乙女」にひそかに想いを寄せる「先輩」は、京都のいたるところで彼女の姿を追い求めた。二人を待ち受ける珍事件の数々、そして運命の大転回とは? 山本周五郎賞受賞、本屋大賞2位の傑作、待望の文庫化!


とにかくキャラが歩く歩く。お話の間中、常に動き続けている。
だから、舞台になっている場所(歓楽街や古本市)が空間的に感じられて、出来れば自分も彼らを追いかけて一緒に歩きたいと思ってしまう。京都の地名がたくさん出てくるが、あれは実際のものなんだろうか。もしそうだったら、その場所に行ってもう一度読み返してみたい。ひょっとしたら、路地の向こうに乙女の後ろ姿を見つけることができるかもしれない。


文庫: 320ページ
出版社: 角川グループパブリッシング (2008/12/25)
発売日: 2008/12/25

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